【セミナー内容】
●「自然言語処理AIによるエピジェネティック薬の副作用解析-HDAC阻害薬による心毒性を中心に-」
従来の医薬品は、主に受容体等のタンパク質自体を標的としていますが、近年タンパク質の発現量を「上流」から制御するエピジェネティクスに関連した分子を標的とするエピジェネティック薬が開発されています。そして、既承認のエピジェネティック薬であるヒストン脱アセチル化酵素(HDAC)阻害薬は、これまでにない作用機序でオンコロジー領域で大きな成果をあげています。一方、これらの薬剤が心毒性を惹起することが報告されていますが、メカニズムの詳細は不明な部分が多いです。本ウェビナーでは、既承認のHDAC阻害薬による心毒性メカニズム解析に、FRONTEOが独自開発した自然言語処理AI「KIBIT」を適用し、興味深い結果を得ましたのでご報告いたします。
●「仮説生成に特化したAI創薬研究支援ソリューション」
疾患との関連性が未報告な標的分子を創薬研究者が発見することが現在、極めて難しくなっています。FRONTEO Drug Discovery AI Factoryでは、大手製薬企業や国際的研究機関で培った豊富な創薬経験とAIに対する深い理解を併せ持つバイオロジストが自社開発の自然言語処理AIを活用し、独自の解析手法を用いることで新規性の高い標的遺伝子とその仮説生成を短期間に複数提案することが可能となりました。
AIとバイオロジストの融合による、創薬研究の大幅な効率化・加速化・成功確率向上への支援について紹介します。
【日時】 いずれかご都合の良い時間帯をお選びください。
・昼の部:2024年12月20日(金) 12:00~13:00
・夕方の部:2024年12月20日(金) 16:00~17:00
【形式】 オンライン(Zoom Webinars)
※本講演はいずれも収録配信となります。あらかじめご了承ください。
【参加条件】
フリーアドレスをご利用の方・当社の同業者の方、ご所属先が不明な方のお申し込み等はご遠慮いただいております。当日Zoomにアクセスする際にはお申し込み時に記載した氏名・メールアドレスをZoom参加入力欄へ記載をお願いいたします。
株式会社FRONTEO
ライフサイエンスAI事業本部
AI創薬チーム 担当部長
中園 豪
福岡大学理学部で応用物理を専攻。
広告業界でBtoB ビジネスにおいてキーアカウントマネジャーとして従事。
製薬業界では主に希少疾患、血液疾患、小児疾患を対象に、MR、マーケティング、学術等を経験。前職は武田薬品工業でエリアマネジャーとして従事。
現在ライフサイエンスAI事業本部にてAI創薬事業の拡大に取り組む。
株式会社FRONTEO
ライフサイエンスAI事業本部
ライフサイエンスAI研究チーム 担当部長
博士(薬学)
瀧 憲二
大阪大学大学院卒業後、ファイザー株式会社・中央研究所に入社。創薬初期の新規標的探索・化合物スクリーニング系の研究・開発に従事。その後、ファイザーR&D合同会社・非臨床開発研究部に異動後、医薬品販売承認申請の非臨床試験パート(薬理・薬物動態・毒性)を担当し、複数薬剤の承認を取得。KIBITを用いた解析方針立案、解析、仮説生成を担当。